HENTAI採用

対談企画

将来は社長に?
HENTAI採用、始めました。

〜採用にかける思いと期待〜

HENTAI採用。
名前は不思議な採用方法であるが、そこには沢山の「願い」が詰まっている。こんな採用を思いついたのは、合同会社彩代表・鶴岡治洋。今回は、彼と兼ねてから付き合いがある志商店代表・板井恒理さんと採用、今後の展望、そして働くことについて語っていただきました!
​板井恒理さん(写真左)、鶴岡治洋(写真右)

○自分主体で事業の「アクセル」を踏んで働いて欲しいかな

ーーーHENTAI採用の経緯を教えてください。

鶴岡治洋(以下、鶴岡):去年から組織改革として持っている幾つかの会社を横並びにして、その中で従業員の配置・在籍場所も新しく組み立て直しています。そこで太陽光システムの器機販売及び設置工事を事業としていて、あまり売上が上がっていない「Renos」を既存の考え・やり方から脱して0ベースで事業を動かし、「自分が代表になってやるぞ!」ってくらいの気持ちで一緒に働いてくれる人を募集しています。

板井恒理さん(以下、板井):採用の名前になっている「HENTAI」にはどう結びつくんですか?

鶴岡:HENTAI採用の「HENTAI」って、変質者的な意味の変態と、蛹から変化していく変態という言葉遊びがあります。頭の柔らかさというか、一つのワードに捉われないように色々な発想をできるような人に「自分のやりたいこと、やってみたいこと」をRenosで実現してほしいです。傍から見たら会社に入社した時点で「代表を目指します!」と言うのは変な人に見られるかもしれませんが僕は面白いですし、自分自身の殻を割って変態するチャンスだと捉えてくれたらなぁと思います。

板井:自分自身のやりたいこと、やってみたいことを叶えられるように、自分が何をすべきか考えながら働いた方が良い働きをしてくれると思いますし、「そのほうがおもろいやろ?」っていう考えが前提にありますよね。

鶴岡:そうですね。僕は会社は「生き物」だと思っています。例えば、代表が変われば会社も変わりますが従業員もそれは同じで、従業員のひとりひとりの意見・個性は大事だし尊重されるべきだと思っています。「こんな働き方をしたい。こんな働き方が楽しい。」って言えるような仕事環境じゃないと、そこで働き続けたいと思わないんじゃないかな?「指示待ち族」っていう言葉があると思うんですけど、それは車で言うと「パーキング」になっていて状況・情報が止まっちゃうんだよね。ブレーキならまだ動き出せると思うんだけど、ちゃんと自分主体で事業の「アクセル」を踏んで働いて欲しいかな。


 

ーーーHENTAI採用した人への期待感と関わり方を教えてください。

鶴岡:自分が「代表に成り上がってやる!」という感覚で仕事に取り組んで欲しいし、何ならそのままRinosの代表になってもらっても構いません。ノーリスクとは言いませんが、将来的に独立したい人には自分の個性を活かして働ける良いきっかけになると思います。戦国武将で言うと城持ちになるか、ならないかで、その後砦を築くも良し、陣地を増やすも良し。つまり、自分で時間と成果を勝ち取って、働き方に不満があればルールも変えていけるような「自己主張」のできる人であってほしいと思います。また、自分自身の強み・弱みを理解していて、強みを活かすような働き方をしてほしいと思います。

板井:何か自分自身の強みを持っていたとしても、それに気づかなかったり、気づいていても行動しなかったら勿体無いと思いますね。とりあえず一生懸命働いて事業を走らせたらうまくいっちゃったみたいなことって結構あると思うんですけど、大半の人は動き出せない。HENTAI採用で採用した人なら、先ほどの話で言う「パーキング」にならず、最短で目標に向かって走り出してくれるんじゃ無いかなあって思いますね。

○欲があるから働けるし、満たすために努力ができると思います

ーーー近年「社畜」という言葉があるように働くことに希望を見出せない人が多い印象ですが、経営者から見て働くことの意味って何でしょう?

鶴岡:意味って言われても、原始時代から働くことは生きることだからなぁ。。。

でも、最近は「欲」がない人が多いのかな?って思っていて、僕らの世代の人は何か欲しいものがあったら朝は新聞配達、夜はガソリンスタンドみたいに汗水流して働いていたけど、最近はあんまりこういう話は聞かないね。

板井:物欲の形も変わっていて、今はインターネットやオンラインゲームみたいな「形の無いもの」にお金を払ったりしますよね。

鶴岡:確かに。あの車が欲しい!とかもほとんど無ければ、こういう生活がしたいみたいな夢物語を持っていない人が多い印象もあるなぁ。欲の形とか稼ぎ方の手段とかは多様性がある時代でいいなとは思うけど、欲があるから働けるし、欲を満たすための努力ができると思います。

板井:この採用はそういった欲に忠実と言いますか、何かエネルギーが有り余っていたり、頑張って何か成し遂げたいって本当に思っている人と巡り会うための採用方法だなぁと思いますね。

鶴岡:以前、板井さんと※アウターンと言う、学生と商品開発を行う企画をしたんですけど、その時関わった学生は自分の叶えたいことのために企画に加えてアルバイトを頑張っていましたよね。傍からみたら自分の時間を犠牲にしているようにも見えるかもしれませんが、本人には叶えたい欲があるからこそ一生懸命努力できるんだと思います。

​※アウターンとは:経営者様の「志」や「ビジネスアイデア」について、学生がマーケットリサーチ・競合分析・テストマーケティングを行います。なかなか手の回らない「新規事業の調査・企画・ドキュメンテーション」といった業務を任せられるメリットと同時に、大学生に対してキャリア教育の機会を提供する、社会的な役割をも果たすことができます。

ーーー今後の会社の展望を教えてください。

鶴岡:20歳から働き始めて、45歳には仕事を辞めたかったんですよ。元々歴史が好きで沈没船とか見てみたくて、スキューバダイビングのライセンスを取って潜ってみたいなぁってずっと思っていました。働きながら趣味でもできたかもしれませんが、一度本格的にダイビングを始めちゃったら仕事に身を入れられなくなっちゃうと思ったので、今年45歳なのですが我慢してきました。笑

板井:修行僧みたいですね。笑

鶴岡:20代から工事現場、3-4年は設備会社でも働いて、結局家業は継がず27歳から独立して今に至るんですけど、なんだかんだ人が寄ってきてくれて辞めるに辞められないですけどね。でもビジョンはあって、今後はRenosが改革の中心になると思います。元々、従業員が店舗を持って仕事をしたいと欲を伝えてくれたことがスタートなのですが、リノベーションを行って時代に合わせた仕事をしたいですね。

会社のイメージって本当に大切で、今は分社することで他社との繋がりを増やしています。それぞれの会社を自立させることが最後の帰着地点だと思っていますが、日々状況・情報は変わっていくので、仕事があって人がついてくるのではなく、人が先で仕事が回っていくこともあるんじゃないかなと思っています。なので、今回のHENTAI採用がとても楽しみです。

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